データ共用について

更新日: 2026/04/23

ARIMは、日本全国26の大学・研究機関が保有する最先端の計測・分析・加工設備を 産学官を問わず研究者に開放するとともに、これらの装置から生まれるマテリアルデータを収集・構造化して共有するプラットフォーム です。これにより、材料研究のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、研究効率を高めることを目的としています。

ARIMで蓄積されたデータは、ARIM データポータルで共用されます。

ARIM データポータルで共用されるデータは、研究データをひとまとまりにした「データセット」として整理されており、装置ごとに統一された形式で管理されています。共用にあたっては、データの内容を正しく理解するための説明や書誌情報などのカタログ情報が付与されます。

さらに、データセットには DOI(Digital Object Identifier)を付与することができます。DOIが付与されることで、データを永続的に識別することが可能となり、研究成果としての価値が高まります。

詳しくはARM Japan ホームページおよび下記パンフレットをご覧ください。


データ構造化

ARIMで創出されたデータは、NIMS(物質・材料研究機構)が提供する材料データプラットフォーム「DICE」のサービスのひとつであるデータ構造化システムRDE(Research Data Express)に登録されます。
RDEでは、生データが自動的にデータ駆動型研究に適した形式へ構造化され、クラウドへ蓄積されます。構造化データには、実験条件に関する情報やサンプル情報といったメタデータもあわせて含まれます。
RDEに登録したデータはインターネット環境があればどこからでも確認できます。
また、装置ごとに決められたテンプレートに沿って構造化されるため、研究グループ内外での再利用や共有が容易になります。


構造化データの利点

  • 構造化データを利活用することで、類似の材料や目的に応じた実験条件の整理・予測・提案が可能となり、再現性の高い実験支援への寄与が期待されます。
  • 測定のばらつきや外れ値の分析によって、信頼性評価への活用も期待されます。
  • データがAI・機械学習で扱いやすい統一フォーマットで蓄積されているため、実験データとシミュレーションデータを組み合わせた高度解析が可能となり、データサイエンスとの融合研究も進めやすくなります。
  • 人がデータを扱う場合でも、フォルダ構成やファイル名のルール、ファイル形式が装置毎に統一されているため、
    データの整理をする手間が減り、解析や内容確認に集中できます。

ARIMのデータは、ARIM データポータルで共用され、材料研究の加速や、日本全体の研究競争力強化に貢献することが期待されています。
また、自身の研究データが他の研究者に利用・引用されることで、社会・学術コミュニティへの貢献につながります。
近年では、データ公開そのものが研究活動の一環として評価される動きも広がっています。


NAIST-ARIMの装置と、構造化されたデータをぜひご活用ください。

NAIST-ARIMを利用して得られた共用データ_はこちら