利用方法
はじめに
まず、連携マネージャからのご案内をご覧ください。併せて、実施要領もご一読くださいますようお願い致します。
ご利用(支援)の対象
本事業では、大学等の行う学外者への技術支援として、その内容が研究開発に関わるものである課題を対象としています。
支援の条件
- 支援には利用料が発生します。
- 成果公開にご協力いただきます。利用後にその年度末までに利用内容報告書を当該Webサイトから入力いただき提出いただきます。なお、知財や論文発表等に関連して公開猶予の制度がありますので、その場合はNAIST-ARIM事務局にお問い合わせください。
- ヒト由来試料の測定に関してはお受けしておりません。
- 試料の取扱い並びに保管等、支援に際して危険性、社会性等の観点からご利用頂けない場合があります。
詳細については、こちらよりお問い合わせください。
支援形態
技術代行
専門知識を持つ技術職員または教員が試料を預かり、事前の打合せに従って測定・計測を行います。
機器利用
利用者が自ら本学の設備・装置を操作し、測定・計測を行います。基本的にデータの解析や学術的な議論は利用者が独自に行います。機器利用が可能な装置は共用装置一覧に記載されています。なお、利用講習を受けていただく必要があります(有料)。
技術補助
利用者の機器操作講習(機器利用事前講習を含む)、利用者の機器操作に対する立会補助の2タイプがあります。
技術相談
ご利用申請をお引き受けする可否を判断するための利用相談ではなく、測定・計測後に要望に応じて技術的観点からの情報提供やNAISTでの研究実績等に基づく知見の提供等(公知の情報に限る)を行います。機器の利用以外の追加的対応として別途料金を請求させていただきます。
共同研究
本学技術職員並びに教員が、得られたデータをもとに利用者と共同で研究を行い、共同で成果の発信を行います。利用申請課題内容について双方合意の上で、準備段階から機器の利用に基づく測定・計測及び結果の解析、ディスカッションを共同で行い結論に至るプロセスを踏むことにより、論文・プレス発表,特許の取得までを行います。得られた知財に関しては,ユーザー側への完全譲渡も含めて,その都度協議します。本共同研究は、奈良先端科学技術大学院大学マテリアル研究プラットフォームセンター マテリアル先端リサーチインフラにおける共同研究の取扱いに関する覚書に従って実施されます。
利用・申込要領
支援期間
各年4月1日〜次年3月31日まで(年度単位)
利用申請は随時受け付けております。1月から3月につきましては、学内利用頻度が特に高くなる時期のため、状況によりお断りさせていただくことがあります。
若手研究者(35才以下、学生を除く)、および国の競争的資金課題関連の研究については、優先的に対応させて頂きます。
利用資格
国・公・私立大学および国・公立研究所等の研究者、民間企業等に所属する研究者とします。ただし、民間企業等の研究者の場合は所属責任者より承認が得られた者、学生は指導教員より承認が得られた者といたします。
利用の流れ
- 利用相談
- 利用申請
- 審査
- 支援実施打合せ
- 装置利用
- 請求書発行
- ご精算
- 利用報告提出
- A part of this work was conducted in NAIST, supported by ARIM Program of the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology(MEXT), Japan. Especially, Mr. (Name of the corresponding technical staff) is appreciated for the measurements with (instrument's name).
- This work was partly supported by ARIM Program of the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology(MEXT), Japan.
- 本研究の一部は、文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業の支援により、奈良先端科学技術大学院大学で実施された。ご対応いただいた、技術職員の○◯氏に感謝する。
- 本研究の一部は、文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業の支援により、奈良先端科学技術大学院大学で実施された。
まずは、希望される内容が本学で支援可能かどうか、お問い合わせフォームよりお問い合わせください。状況によりメール、オンライン、対面で行います。また、利用形態を協議、決定します。
事務局よりご案内する利用申請フォームより利用申請をお送りください。
利用申請の可否を事務局からお伝えします。
担当の技術職員と直接打ち合せて、支援実施内容と日時を決めていただきます。
計測等を実施します。
原則、四半期ごとに担当より請求書を送付いたします。
利用内容報告書は専用のWebサイトからパスワードによる認証を経て、各項目に入力いただき提出いただきます。利用内容報告書は原則公開されます。また、利用者が行われる論文発表、特許公開等の成果発表、権利登録に際し、最長2年まで公開猶予が可能です。また、論文発表や特許申請の状況につきましては、ご利用後3年間は1年毎にお伺いのメールを差し上げます。特に論文等には謝辞の記載(以下に記載例)を賜りますよう、ご協力の程よろしくお願いいたします。
【謝辞記載例】
ARIM利用内容報告書について
利用内容報告書はご利用後に一課題毎にその終了時以降(料金請求が行われる段階)利用年度の年度末を目処に専用Webサイトから提出いただきます。利用終了後、事務局よりお送りする仮パスワードを用いて当該サイトにアクセスいただき、パスワードを再設定後、各項目に入力いただきます。本報告書の公開は、NAIST-ARIM事務局及び上位機関でのチェックを経て公開されます。入力の際に、公開猶予に関する項目がありますので公開猶予を希望される場合はそちらから意思表示をいただきます。この場合、利用内容報告書はWebサイトからではなく、WORD版利用内容報告書に必要事項を記入し、NAIST-ARIM事務局にファイルの形で提出となります。猶予期間中は、提出された利用内容報告書はNAIST-ARIM事務局にて保管され、猶予期間終了後は、webサイトを通じて公開されます。
成果非公開型の支援
成果非公開型の支援もNAISTの独自制度(受託試験制度)として実施しております。詳細はこちらをご覧ください。